内容説明
本格的な松田優作論となる表題作をはじめ、北野武、内田裕也、金子正次といった個性派をハードに論じた渾身の映画評論集!巻末に詳細な作品データを収録。
目次
その映画に墓はない―松田優作論(遅れてきた男;遊戯という名の挑戦 ほか)
金子正次の残像(『竜二』はいつだって戻ってくるぜ;裏切られた『チ・ン・ピ・ラ』 ほか)
内田裕也、道化の季節(オレのまわりはピエロばかり;閉ざされた日常のハードボイルド ほか)
孤独な夢の軌跡―北野武覚書(プリミティブな凶暴性;トイレの闇に咲くパラダイス ほか)
著者等紹介
世良利和[セラトシカズ]
1957年、島根県大社町生まれ。86年より福山大学専任講師。専門分野はドイツ語圏の映画と音楽。92年に同職を辞し、コピーライターを経てソフト販売会社に勤務。主な映画評論として「嘆きの天使とその周辺」「ドイツ映画ノート」「デビット・リンチの距離」「ブルース・リーの閃光」などがある。岡山市在住
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