出版社内容情報
マスコミにもてはやされたDNA鑑定には実は数多い疑問点・問題点がある。鑑定のしくみから実例報告を通して、DNA鑑定の危険性を解説する。刑事鑑定に携わる人の必読書。
内容説明
本書は、刑事DNA鑑定の本質と問題点、有効性と限界を法律家をはじめとして多くの人に理解して貰い、適切な刑事弁護が展開され、捜査、裁判が適切に行われ、適正手続の保障を確立し、誤判を防止することの一助となることを目指している。
目次
第1編 日本におけるDNA鑑定(入門DNA鑑定;わが国におけるDNA鑑定;科警研(科捜研)のDNA鑑定
DNA鑑定に関する科警研技官の論文・証言の検訂 ほか)
第2編 欧米における法的状況(欧米の実務・裁判例;勧告・ガイドライン;第2編の総括)
第3編 資料(DNA鑑定についての指針(1997年)決定までの経過―再鑑定の保証をめぐって
DNA鑑定が問題となった主要事件
用語解説 ほか)