著者等紹介
中川多理[ナカガワタリ]
DOLL SPACE PYGMALIONにて吉田良氏に師事。筑波大学芸術専門学群総合造形コース卒業。埼玉県岩槻市出身。札幌市で人形教室を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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兎乃
20
頽廃を抱き あらかじめ傷ついた本。高貴なる野蛮。生の眠りを否定した写真。2015/09/09
TKK
12
禍々しいほどに美しい世界。山尾悠子さんの『ラピスラズリ』冬眠者を見守る関節人形は中川多理さんの作品を思い浮かべながら読みました。先日パラボリカ・ビスで買い求めたこの作品集、表紙を開いたところにサイン..?もしかしてサイン本だったらとても嬉しい。2017/09/19
芍薬
12
盲愛する中川多理さんのお人形作品集。昏く密やかで美しい。2014/06/26
ゆう
10
『薔薇色の脚』発売をきっかけに、作者の過去作も気になって購入した。『薔薇〜』とは作風が異なり、思わず息を潜めてしまうほど静かな雰囲気で、鳥籠のような肋骨が印象的だった。少年の人形もつくっていたことに驚いた。今、パラボリカ・ビスで展示中のビスクドールも次の作品集に載るだろうか。実物を見にいきたい。2023/03/05
aki.s
2
乙画廊での『fourtypes of dolls』展にて購入。退廃的で朽ち果てる寸前のエロチシズムがこの上なく美しい。実物の人形はマリアの心臓でみただけなので、個展があればまた見に行きたいと思う。2015/06/16