感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょちょ
21
この本を購入した理由は、彼の画を沢山観たかったから。 しかし、この本は「画」より、英太郎という人間を探ったものであった。 「エログロナンセンス」というのは、生きた時代が違うので良く分かっていないけれど、彼の描いた作品はそういう類なのかも。 少なくとも、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作の作品の挿絵としては、読者としては素晴らしいとしか言いようがない。 けれど、推理小説だけでなく、他の挿絵を描いても素晴らしいのではと思ってしまう。 例えば、漱石の「こころ」や龍之助の「蜜柑」の挿絵など。 ★★★ 2017/11/22