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花街・色街・艶な街 色街編

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  • サイズ A5判/ページ数 135p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784901317177
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0026

内容説明

日本の公娼制度は江戸時代から昭和33年の売春防止法まで続いたが、東京には、吉原遊廓や江戸四宿の遊廓及び江戸各地にあった岡場所、さらには各宿場に置かれた飯盛旅篭などが色街として栄えた。特に戦時中から戦後にかけて新しく設けられた特殊飲食店街・特殊カフェー街は赤線地帯として賑わったが、この裏には国家売春組織RAA(特殊慰安施設協会)の存在があった。色街の成立とその歴史をたどり、東京の色街22カ所を探訪する。

目次

吉原遊廓盛衰記―台東区
羽織芸者と深川の色街―江東区
品川遊廓と品川海岸三業地―品川区
板橋遊廓の盛衰―板橋区
千住遊廓宿場町と柳町―足立区
新宿二丁目物語―新宿区
根津岡場所から遊廓へ―文京区
洲崎遊廓盛衰記―江東区
迷路の玉の井カフェー街―墨田区
誰が名付けた鳩の街―墨田区:亀戸天神裏の花街と赤線跡―江東区
美人ぞろいの東京パレス―江戸川区
亀戸から移転した新小岩赤線跡―江戸川区
玉の井から流れた亀有の赤線跡―葛飾区
亀戸から移った立石特飲街―葛飾区
武蔵新田の赤線跡―大田区
府中の飯盛旅篭と東府中の歓楽街―府中市
最初に赤線の灯が消えた町調布―調布市
三鷹八丁目特飲街顛末記―三鷹市
基地の町立川の赤線跡―立川市
八王子の花街と田原遊郭―八王子市
赤線の町・福生―福生市

著者等紹介

上村敏彦[ウエムラトシヒコ]
1947年福岡県生まれ。出版社勤務を経て独立。主に中高年を対象にした大人向けの東京ガイドブック『江戸・東京歴史の散歩道』シリーズをてがける。東京23区内を歩いて調査、執筆中。中世城郭研究会元会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yakisoba

2
近所を歩いていると、昔、店をやっていたような雰囲気の古めかしい建物が残っていることが多いのだが、そういう場所は、かつて三業とよばれた芸者街だったり、その他もろもろの歴史が存在している。この本は日本全国に存在していた花街を詳細に調べてデータベース化してあり、類似するこの手のジャンルの本の中でも、一番分かりやすく書いてあった。2011/08/07

tsu55

1
吉原、玉の井など、東京都内の色街の探訪記。 巻頭に掲載されている、かつて赤線やカフェーであった建物の写真に惹かれて買ってしまった。 (それにしても、これらの建築のなんと寂しげな佇まいだらうか。) この本では色街の歴史的な流れや成立についても解説されており、日本の売春の歴史(その多くは国家が関与しており、終戦直後の「RAA」のようなあからさまな「国家売春組織」もあった。)の勉強にも役立つ。

Gen Kato

0
今や歴史の中に消えた東京色街史。図版や写真も多くわかりやすい好著。勉強になりました。2015/05/01

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