由香里の死そして愛―積木くずし終章

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901006859
  • NDC分類 916
  • Cコード C0093

内容説明

不登校、親の離婚、母の自殺。そして更生から急死へと一瞬のうちに駆けめぐった短い一生。由香里の人生はあまりにも悲しい。愛と涙、至上のヒューマンドラマ。

目次

第1章 由香里の非行と死(慟哭;不登校と家出;混乱 ほか)
第2章 美千子の自殺(長崎;誕生;出版 ほか)
第3章 由香里への愛(再生;悲報;号泣 ほか)

著者等紹介

穂積隆信[ホズミタカノブ]
1931年静岡県生まれ。俳優。俳優座養成所第3期生。テレビ・舞台・映画・アニメなどでこれまで多数出演し現在も活躍中。1982年刊行された『積木くずし』が300万部を突破し、ドラマ化されたテレビでは50%の記録的な視聴率をあげた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みんく

21
先日、亡くなられた穂積隆信さんの手記。「積木くずし」の終章とのことだが、本当に平凡が一番と思わされる。一見、華やかな芸能人の人生も結局人間だから、いろんな限界はあるわけで。人生回数券説という話が出てきて共感した。いろんな生き方あるな~。娘さんは最後には望んだ平凡な生き方をどうにか手に入れたようでよかったと思う。穂積さん天国で安らかに。2018/11/05

パフちゃん@かのん変更

6
前著「積み木くずし崩壊」を読んで、なんとひどい奥さん…と思ったが、奥さんにもいろいろ事情があったことが分かった。社長の愛人だった奥さんは長崎で被爆していた。その後遺症か分からないが、体が弱く、ひどい頭痛のために麻薬のようなものを「塚口」を通して入手していたのかもしれない。非行に走った娘由香里も母被ばくの影響か、生まれつき卵巣の異常があり、入退院を繰り返し、薬の副作用から太り、髪も染めたかのように茶色になりそれが原因で不良に目をつけられ、生意気だといじめられリンチされる。父親が俳優だったことも一因になってい2012/06/10

アレックス NTー1

1
今などはマンガ家の西原理恵子さんの娘が毒親告発をして話題になっているが、穂積さんの娘がまだ13歳の非行記録を書き綴った積木くずしがベストセラーになり、売れたことで大金が入ってきて、狂わされる家族。有名人の子供というだけでかなりのリスクを背負ってしまうのに、親が日常を暴くことでさらにダメージをくらう。金の有るところには悪いやつが来て根こそぎ掻っ攫っていく。何より娘がいじめの発端でひどい目にあっていたことを誰にも理解されなかった事が尾を引く事になっているのじゃないだろうか。由香里さんは頑張ったと思う。2022/06/15

しおちゃん0511

1
一言に非行と言っても、由香里の場合、根は純粋で思いやりのある子。 しかも、大人達でさえ立ち向かうのが困難な壁を、由香里はたった1人で乗り越えてきてる。 もっともっと、幸せになってほしかったと切に思います。2017/10/05

mori

1
積木くずしの娘さんのその後。あんなに騒がれてしまうとやっぱりいろいろ難しいのだろうな。 でも互いの愛情は感じられた。本にするのは、どうかなぁ。2015/10/26

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