うたかたの恋と墓泥棒

うたかたの恋と墓泥棒

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784900845565
  • NDC分類 288.493
  • Cコード C0098

内容説明

ハプスブルク家が1世紀ものあいだひた隠しにした“禁忌”マイヤーリンク事件―。19世紀末皇代子ルドルフと、若き令嬢マリーのミステリアスな死。「自殺」か「暗殺」か「心中」か「殺人」か…。30以上もの噂が飛び、諸国を、民衆を、ジャーナリズムを揺るがしたマイヤーリンクの謎がいま、墓泥棒によって解き明かされる。

目次

奇妙な出会い―「実は、マリー・ヴェッツェラの骨を持っているんです」
マイヤーリンクの夜―「銃弾は2発だけでした」
年齢18歳、身長162センチ 死後100年―「本物かもしれない…」
机の上のしゃれこうべ―「これがマリーです」
マリーヴェッツェラのはかなき一生―「彼の望むことなら、何でもするわ」
ヒトラーの日記の轍を踏まず―「墓が空だぞ!」
フラッツェルシュタイナーの告白―「ゲオルク・マルクスがすべての黒幕か」
皇帝を継ぐ男の生涯―「歴史に『もしも』は許されないが」
マイヤーリンク・シンドローム―「わたしの天命だと思いました」
堕胎説と暗殺説―「あれは政治的陰謀です!」
ハプスブルク家の金庫―「死ぬしかありません。人を殺(あや)めたのですから」〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わった

15
マイヤーリンク事件の真相が暴かれた一冊。ジャーナリストが書いたもので、流れがあって読みやすかった。面白かったー。赤い皇女の前に読んだら良かった。2016/10/27

0
タイトル一目惚れ!面白かった。そもそも世界史的にハプスブルク家という単語(だけ)大好物だったので。だれかの証言や状況証拠がいくら出揃って、こうだったんだろうという事件の輪郭は明らかになってもやっぱり、神のみぞ知る。当事者の心の中まではわからない。2017/04/28

エス

0
王朝とか帝国というキーワードに敏感に反応する読書嗜好から、古本屋で見つけて読んだ。歴史年表を覚えるのは苦手だが、人間関係からたどって学ぶ世界史日本史の方が私には判りやすいようだ。それにしても、ルドルフ様、哀しい。ヴィッテルスヴァッハの血に振り回されちゃったんかな、母君の最期も父君の最期もそれぞれに哀切なものでやるせない悲しみを残す。2013/07/10

みーちゃん

0
事件の概ねは、様々な本を読んでいけばわかってくる。 でも、真相は本人たちでないとわからないのか・・・   皇太子の恋という一面だとロマンチックだけれど、歴史的な背景を理解していくと、より分かりやすく興味深いと思いました。 2010/08/27

おおくま ねこ

0
以前に読んだ『ルドルフ』と同じ、皇太子ルドルフの死の謎に迫った本。こちらの方が読みやすいのは、現在が交差しているからかな?2008/11/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/31959
  • ご注意事項