PRTRとリスクコミュニケーション

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊/高さ 27cm
  • 商品コード 9784900830516
  • NDC分類 574
  • Cコード C0000

出版社内容情報

編集からのメッセージ


 PRTRとは、環境汚染物質排出移動登録(Pollutant Release and Transfer
Register:PRTR)の略で、環境ホルモン問題を始めとする有害性の問題や非意図的
に生じる化学物質の危険性を避けるための新たな管理システムのことである。

 三月二十四日、PRTR法の施行期日を決める政令と同法の施行令が決定したばか
りであり、その有力な手段として注目されている。

 PRTR法は国、地方自治体などが事業所の化学物質・移動量などのデータを把握
し、化学物質の管理の改善や環境対策の立案に役立てるのが最大の目的となってお
り、事業者が規制や未規制にかかわらず、潜在的に有害な幅広い物質について大
気・水・土壌別の排出量と廃棄物としての移動量を把握し、透明で客観的なシステム
を通じて集計・公表することが求められる。企業にとっては排出量の削減を促進する
機能が考えられる一方、国民はデータが明らかになることで行政や企業に具体的な
要請が行えるようになる。
 本書では、化学物質の規制・取り扱いの実際とPRTRの法制化から企業の実際例
を盛り込み、さらにPRTRの実施に不可欠とされるリスクコミュニケーションについても
取り上げた。
 

    
講 師 (講演順)

小峯 弘久
日本産業安全衛生研究所所長
大歳 幸男
(社)日本化学工業協会化学物質総合安全管理センター物質安全グループ部長代理
大内  功
昭和電工(株)環境保安部主席
角田季美枝
バルディーズ研究会
実平 喜好 
(株)東芝環境・リサイクル推進センター参事
安藤 健吾
トヨタ自動車(株)プラントエンジニアリング部生産環境室室長
則武 祐二
(株)リコー社会環境室環境安全グループリーダー

 
目 次  詳細目次はこちら

 
第1編 化学物質の規制・安全管理と取り扱いの実際

第1講 化学物質を巡る内外の情勢と法規制の動向
1.化学物質を巡る内外の情勢
2.法規制の動向 ?各省庁の動きと今後の方向性?
3.化学物質管理の考え方
4.環境ホルモン問題とその対応
5.終わりに

第2講 化学物質の性質とリスクアセスメントの実際
1.はじめに
2.21世紀の欧米の安全哲学
3.リスクアセスメントの必要性
4.リスクアセスメントのためのMSDS

第3講 化学物質のリスクマネージメントと取り扱いの実際
1.リスクマネージメント
2.PRTR(環境汚染物質排出・移動登録)に対応する化学物質管理システムの構築
3.化学物質の取り扱い方
4.局所排気装置のポイント

第2編 PRTR対策と化学物質の情報開示

第1講 PRTR制度と法制化の動向
1.はじめに
2.PRTR制度の概要
3.産業界の自主的な取り組み
4.諸外国における制度
5.(社)日本化学工業協会の取り組み
6.リスクマネージメントとしてのPRTR
7.リスクマネージメント
8.PRTR法の内容

第2講 PRTRの課題と化学工業における対応
1.PRTRへの期待
2.PRTR法
3.PRTRの課題と対応
4.わが国の取り組み
5.化学工業におけるPRTR
6.昭和電工(株)の取り組み

第3講 NGOからみた環境情報開示とリスクコミュニケーション
1. はじめに
2. PRTRとPRTRシステム
3. 企業の環境情報開示の現状
4. リスクコミュニケーションの発展に向けて
5. まとめ

第4講 東芝のPRTR対応
1. はじめに
2. (株)東芝の環境問題への取り組み
3. 環境負荷と重点課題
4. 化学物質管理の実際
5. PRTRへの取り組み
6. まとめ


第5講 トヨタ自動車における環境保全事前検討制度と化学物質管理
1.はじめに
2.トヨタの環境保全への取り組み
3.環境保全事前検討制度
4.環境負荷軽減への取り組み
5.おわりに


第6講 PRTRとリスクコミュニケーション
1. はじめに
2. 化学物質管理に対する取り組み
3. 環境負荷情報システムの概念
4. RECSISのイメージ
5. 取り扱い化学物質の管理
6. (株)リコーの環境情報開示
7. 環境ラベルの情報と(株)リコーの考え方
8. タイプ1環境ラベルへの対応

第7講 PRTRとリスクコミュニケーション
1.はじめに
2.リスクコミュニケーションとは
3.リスクとは
4.コミュニケーションの方法
5.米国におけるTRIの活用状況
6.リスク対応態度決定の概念
7.リスクコミュニケーションの段階で必要な情報
8.合意形成
9.化学物質に対する考え方
10.情報提供
11.環境問題で攻撃される可能性のある工場とは
12.リスクコミュニケーションの組織としての対応方法
13.地域住民とのリスクコミュニケーション
14.リスクコミュニケーションの進め方
15.非言語コミュニケーション
16.米国におけるリスクコミュニケーションの例(ビデオ説明)
17.おわりに