幕末転勤伝―桑名藩・勘定人渡部勝之助の日記

幕末転勤伝―桑名藩・勘定人渡部勝之助の日記

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784900435568
  • NDC分類 289
  • Cコード C0021

内容説明

幕末の天保年間、桑名藩、久松松平家の家中に渡部平太夫・勝之助という下級武士の親子がいた。勝之助36歳の時、越後国柏崎陣屋詰めへ、転勤命令が出た。渡部家の3代にわたる家族が別れ別れになる。転勤は時として平穏な家族生活を破壊する。それに時代の変わりはない。だが、この一家は約200万字にのぼる「桑名日記」「柏崎日記」を10年間も交換し合い,家族の絆をしっかりと支えていた。

目次

序章(「桑名日記」と「柏崎日記」;渡部勝之助;お役替え;鐐之助登場)
赴任の章(越後へ;柏崎陣屋;越後からの便り)
越後の章(望郷の月;初仕事;冬支度;雪ごもり;同役振る舞い;天保社交術)
おきくの章(桑名恋しや;公事方誕生;息をつく間もなし;名吟味;泥棒、笑ってたぜ)
名指し章(信濃国大地震;名指しの大役;子どもたち)
終章(日記読み;桑名は遠くに;その後の勝之助;不戮一民)