• ポイントキャンペーン

Wac bunko
捏造された昭和史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 290p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784898315231
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0234

内容説明

列強諸国の植民地主義が、地球のすみずみまで支配した過去の歴史を振り返れば、日本がどれほど熾烈な競争を生き抜いてきたか、わかるだろう。黒船で開港し、維新を敢行、日清・日露と勝ち抜き、太平洋戦争で袋叩きにあい、原子爆弾ののちはソ連の対日宣戦布告である。この日本の悪戦苦闘の歴史を、たんに「進出」か「侵略」かの議論で片づけていいものか。戦後日本を支配してきた歴史観には、歴史事実のつまみ食いで成り立つもの、歪曲や捏造まで加えられたものもある。これを見直し、誤解され曲解された近現代史を矯正するのが本書の目的である。

目次

第1章 日清戦争をも「侵略」戦争とする曲論
第2章 祖国防衛戦争だった日露戦争の意義
第3章 満州をめぐる日中角逐の真実
第4章 東京は中国近代革命の基地だった
第5章 かくの如く捏造された日中戦争史
第6章 台湾・朝鮮を近代化した日本の植民地経営
第7章 アジアの民族主義を覚醒した大東亜戦争
第8章 日米決戦は自存自衛の戦いだった
第9章 戦後日本は昭和史を歪曲してきた

著者等紹介

黄文雄[コウブンユウ]
文明史家、評論家。1938年台湾生まれ。64年来日し、早稲田大学商学部を卒業、明治大学大学院修士課程を修了。『中国之没落』(台湾、1991年)が大反響を呼んで以来、旺盛な執筆・評論活動を展開しており、次々と問題作・話題作を世に問うている。巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CCC

6
まず浮かんだ疑問が二つ。一つは一部を全体に敷衍する論法を多用しすぎじゃないかという事。もう一つは批判対象の信頼できなさを強調し、暗にそれを根拠に主張を退けてしまうという方法を多用しすぎじゃないかという事。他にも固定されすぎた民族イメージや、日中台韓以外に対する視点のぞんざいさも気になった。あと実態より正当性を重視しているのかなとも思った。2017/06/21

ネコ虎

5
 中・台・韓その他亜細亜と日本の関係について昭和史を記述。新しい知見も豊富に与えられなかなか読みごたえがあった。植民地即悪というマルクス主義史観だけでは日本の植民地政策は理解できない。そもそも対台・韓への日本の統治はいわゆる植民地支配といえるのだろうか。黄氏の歴史見解は日本の昭和史に新しい光を当てており、「真実の昭和史」を求めて日本人としてもっと学び掘り進むべきものだろう。エピソード二つ。朝鮮戦争時の中国人民義勇軍の多くは国共内戦で投降した国府軍兵士であったとのこと。2016/11/02

双海(ふたみ)

0
ふーん。

ken_ai

0
うーん。一つの見方として、そして台湾の発展に貢献した日本人がいたという事実の確認としてイイ本だった。

depo

0
積読本。2022/08/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/309221
  • ご注意事項