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内容説明
東海道新幹線システムを完成域まで高めた半世紀の進歩と飛躍の歴史。そして超電導リニアへのドラスティックで壮大な挑戦へのドラマ。
目次
第1部 国鉄時代
第2部 国鉄改革と東海道新幹線
第3部 「三正面」を突破するJR東海の基本戦略
第4部 三正面作戦の到達点
第5部 東海道新幹線システムの完成
第6部 財務の改善と完全民営化
第7部 未来への布石
第8部 東海道新幹線システムの海外展開
著者等紹介
葛西敬之[カサイヨシユキ]
東海旅客鉄道株式会社代表取締役名誉会長。昭和15年(1940年)生まれ。昭和38年3月東京大学法学部卒業後、日本国有鉄道入社。昭和44年6月米国ウィスコンシン大学経済学修士号取得。昭和61年2月職員局次長。昭和62年4月東海旅客鉄道株式会社発足と同時に、取締役総合企画本部長に就任。平成7年(1995年)6月、代表取締役社長。平成16年6月代表取締役会長。平成26年4月代表取締役名誉会長(現職)。宇宙政策委員会委員長(平成24年7月~現職)。財政制度等審議会財政制度分科会臨時委員(平成24年10月~現職)。学校法人海陽学園理事長(平成28年4月~現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kotte
13
国鉄分割民営化から現在までの国鉄とJR東海で奮闘してきた葛西敬之さんの著書です。前の2冊は国鉄分割民営化における国鉄内部の話に主眼が置かれていましたが、本書では国鉄分割民営化から30年が経過する現在までのJR各社の関係とJR東海の戦略が主に書かれています。なぜJR東海とJR東日本の仲が悪いのか疑問でしたが、本書を読んでよくわかりました(笑)しかし、近年は相互に株を持ち合うなど、関係が改善しつつあるようです。これは国鉄分割民営化以後のしがらみが消えつつあるということなんでしょうか。今後に注目です。2017/08/10
ともふく
5
国鉄改革からリニア着工に至るプロセスを通した経営論。大局を俯瞰し、小異を捨て大道につき、合理性と正当性を追求することで道は開かれた。経営判断にあたっては捨て身の覚悟を持つことのできる胆力がベースになければならない。2017/05/02
Humbaba
3
たとえ正しい方向であっても、舵を切るタイミングを誤っては目的地には到達できない。一足飛びにゴールへ進もうとしても途中で力尽きてしまいそうであれば、まず一歩目を踏み出すことに注力する。その成果は大きくないかも知れないが、今までとは違う方向に進み、前例を創れたというのは大きな進歩になる。2017/10/27
Mark X Japan
3
とても貴重な内容です。大枠では理解出来ますが、登場人物も多いし、業界に詳しくないと分からないと思われることもあり、消化不良でした。☆:3.52017/06/27
竜玄葉潤
2
作者が経営者でなく政治家であり、新幹線とリニアが守れれば、会社は二の次という、JR東海の体質が理解できた。ただ、そのための博打に勝ち続ける作者のすごさも伝わってくる。2017/05/09