アンコール・ワットの解明
アンコール遺跡と社会文化発展

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  • サイズ A5判/ページ数 286p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784897721668
  • NDC分類 702.23
  • Cコード C0022

内容説明

救うのは遺跡か、人間か?自然環境と人々の生活を守りつつ遺跡を今にいかす道は?ユニークな実践と提言。

目次

第1章 救うのは遺跡か人間か
第2章 遺跡エンジニアリングの誕生
第3章 アンコール水利都市論と遺跡整備問題
第4章 アンコール旧都城を取り囲む文化環境―文化・自然・人間
第5章 アンコール遺跡とトンレサップ湖
第6章 アンコール遺跡をとりまく植物とその遺跡に与える影響―遺跡と植物の共存をめざして
第7章 カンボジアの一農村の素描―遺跡と住民
第8章 アンコール遺跡をどう守るか―カンボジア文化財保護のしくみづくり
第9章 カンボジアにおける口頭伝承と遺跡―アンコール遺跡における伝承採集から
第10章 文化遺産保存修復と人間開発―カンボジア芸術大学における人材養成プロジェクトの理念と展開

著者等紹介

石沢良昭[イシザワヨシアキ]
1937年生まれ。上智大学外国語学部卒業。専攻は東南アジア史(特にアンコール王朝時代の碑刻学)。現在、上智大学アジア文化研究所教授。アンコール遺跡国際調査団団長。主な著書に『古代カンボジア史研究』(図書刊行会)、『アンコール・ワット』(講談社)、『東南アジアの伝統と発展』(共著、中央公論社)

坪井善明[ツボイヨシハル]
1948年生まれ。東京大学法学部政治学科卒業。パリ大学社会科学高等研究院博士号取得。専攻はヴェトナム政治社会史、国際開発論、文化遺産と政治。現在、早稲田大学教授。主な著書に『近代ヴェトナム政治社会史』(東京大学出版会)、『ヴェトナム「豊かさ」への夜明け』(岩波新書)ほか
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