内容説明
形態発生の仕組みの基本を整理でき、細胞・器官の各テーマごとに再生研究とのつながりが理解できる。
目次
総論 発生と再生の関連性(発生生物学と再生生物学;発生現象と再生現象 ほか)
第1章 発生・再生の基本(生殖細胞の基本;初期発生の基本 ほか)
第2章 細胞の発生・再生(血液細胞の発生・再生;免疫細胞の発生・再生 ほか)
第3章 器官レベルの発生・再生(血管の発生・再生;心臓の発生・再生 ほか)
著者等紹介
上野直人[ウエノナオト]
筑波大学大学院農学研究科修了。米国ソーク研究所にて神経内分泌学の研究に携わる。その間、FGFやインヒビン・アクチビンの精製・構造決定など主にタンパク質・ペプチド化学の研究を行ったが1988年に帰国後は細胞増殖因子の初期発生における機能に興味をもち、アフリカツメガエルなどを用いた発生生物学へと転身する。筑波大学、北海道大学薬学部を経て現職。現在は原腸形成時の細胞極性形成機構に興味をもっており、個々の細胞の極性化が大きな形態変化を生むしくみを知りたいと思っている
野地澄晴[ノジスミハレ]
1970年福井大学工学部応用物理学科卒業、’80年広島大学大学院理学研究科修了、’80~’82年米国NIH客員博士研究員、’82~’92年岡山大学歯学部口腔生化学講座助手、’92年~現在、徳島大学工学部教授。現在、昆虫(コオロギ)の発生、再生、進化に興味がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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