内容説明
調味料としてはもちろん、和洋菓子の材料や薬、近年はバイオ燃料としても暮らしを豊かにする「砂糖」。その一方で、現代人の健康・ダイエットへのリスクがあるとの誤解が広まり、なにかと話題の存在に。1200年におよぶ、人と砂糖の“蜜月と最前線”を徹底探求。
目次
お茶と砂糖とお菓子
近世日本の砂糖貿易
南蛮菓子と砂糖の関係
日本人と砂糖の交流史
和菓子の発祥と砂糖
甘いものはうまいもの
菓子と砂糖のおいしい関係
砂糖の味覚表現―あまい、うまい、ぬるさい
日本人と砂糖
長寿の島の食と砂糖文化
おせち料理と砂糖
漬物づくりと砂糖
世界のさとうきび
黒糖と砂糖の製造法
氷砂糖は鉱物か
クスリとしての砂糖
砂糖の栄養学
著者等紹介
伊藤汎[イトウヒロシ]
弘前大学地域研究センター客員教授。農学博士。1958年、東北大学農学部卒業。元精糖工業会技術研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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