内容説明
太古から今世紀までの人間と狼の闘い。史実と伝説からとらえた異色のヨーロッパ社会史。
目次
第1章 呪われ、嫌われた者
第2章 狼の牙
第3章 ジェヴォーダンのベート
第4章 ファンタスティックな狼
第5章 狼の伝説
第6章 狼を殺せ
第7章 狼の復権
第8章 狼は復帰するか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
3
人間と狼にまつわるエピソードはどれも興味を惹かれるものでした。フランスのジェヴォーダンで騒動になった獣は狼ではない説もあるようで風評被害が狼の恐ろしさを冗長させた面もあるのかもしれません。2015/06/13
nono
1
逸話も色々興味深かったが、口絵が本当に素晴らしかった。特に杖を掲げる羊飼いの少女の絵。近世のオオカミの話だけでなく、オオカミの出てくるハリウッド映画のリストアップもあり、オオカミについてさらに勉強できそう。この本を読み終わったあとにNHKでオオカミの出てくる番組をやっていたのだが、たぶんこの本をメイン参考本にしていたのではないかと思う。本と合わせて見てみてもよいかも。2013/10/28