出版社内容情報
《内容》 ヒトが未熟な状態から成長（発育）・発達し，成熟し，そして老化してゆく過程を一貫して学べる最新のテキスト。前半で細胞，組織，気管系の発育といいう基礎的な観点から述べ，後半で臨床的な観点から成長と成熟に影響を与える因子や成長障害に関する疾患，老化まで述べられている。 《目次》 1. 成長の本質 定義／成長を制御する主要な因子／成長の過程／成長の段階／発育曲線／成長の数学的モデル 2. 身長と体重の成長 身長の成長／体重の成長／大きさによる利益と不利益／低身長と巨人症 3. 組織の発育 結合組織／体脂肪／皮膚／筋肉と腱／神経組織／軟骨と骨／身体の対称と非対称 4. 器官系の発育 発育のパターン／骨格／神経系／心血管系／造血系／リンパ系／呼吸器系／消化器系／泌尿器系／生殖器系／内分泌系 5. 成熟の指標 骨年齢／歯牙年齢／性的年齢と思春期／解剖学的データからの暦年齢の評価／神経年齢／精神年齢／生理的年齢／発達遅延と早期発達 6. 体型と姿勢の変化 相対成長方程式（アロメトリーの式）／乳児の体型／成長による体型の変化／体格の分類／成長に伴う姿勢の変化／直立姿勢の不利 7. 成長と成熟に関する遺伝的要因とホルモン因子 遺伝的制御／神経的制御／局所的制御／内分泌（ホルモン）の制御 8. 成長と成熟に影響を与える環境因子 身体に与える環境の影響／栄養／高度／酸素／長期趨勢／社会経済的階層／疾患／出生前の傷害／季節の影響／気候／運動／感情 9. 発育と修復 発育の周期：消耗／生殖器系の発育活動／再生／皮膚の修復／骨折の修復／その他の組織と器官の修復／末梢神経の再生 10. 成長障害 全身性成長障害／局所性成長障害／悪性腫瘍と癌 11. 老化と老年期 老化／細胞と組織の老化／各系の老化／老化の理論
内容説明
本書は一冊の中にヒトの成長と発達に関して、いろいろな角度から多くの情報を提供している。まず前半は基礎篇で、成長の本質、ヒトの具体的な成長を取り上げて、次に細胞レベル、組織、器官系の発育を解説している。後半は応用あるいは臨床篇で、成長と成熟に影響を与える遺伝的要因、内分泌的因子、および環境因子について多種の情報に関する解析と検討がなされている。さらに、成長が抑制される成長障害について、関連する疾患と病態が詳細に述べられている。
目次
成長の本質
身長と体重の成長
組織の発育
器官系の発育
成熟の指標
体型と姿勢の変化
成長と成熟に影響する遺伝的要因とホルモン因子
成長と成熟に影響を与える環境因子
発育と修復
成長障害
老化と老年期
著者等紹介
山口規容子［ヤマグチキヨコ］
母子愛育会総合母子保健センター愛育病院院長
早川浩［ハヤカワヒロシ］
元東京大学医学部教授、東京家政学院短期大学教授
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