内容説明
貨幣は歴史に何をしたのか。貨幣が本質的にもつ悪戯性を「経済学の巨人」M・フリードマンが歴史を紐解きながら明らかにする。われわれはまた、「貨幣の悪戯」に襲われるか。
目次
第1章 石貨の島
第2章 貨幣の謎
第3章 一八七三年の犯罪
第4章 仮想実験―複数本位制存続のケース
第5章 W.J.ブライアンと青化法
第6章 再論、複数本位制
第7章 ルーズベルトと銀と中国
第8章 インフレーションの原因と解決策
第9章 チリとイスラエル、そしてECの実験
第10章 海図なき世界の通貨政策