内容説明
大きななべに石ころをぽとんといれて…とびきりおいしいスープをつくろう!トルコのたのしいおはなし。
著者等紹介
リバーマン,ジュディス・マリカ[リバーマン,ジュディスマリカ] [Liberman,Judith Malika]
1978年、フランスのパリに生まれる。ソルボンヌ大学で言語学修士号を取得後、パリ国立高等音楽院でストーリーテリングを、アメリカのポモナカレッジで演劇を学んだ。2004年よりトルコに暮らし、ユネスコと協力してトルコのストーリーテリングの復活に努めている
オザタライ,ゼイネップ[オザタライ,ゼイネップ] [¨Ozatalay,Zeynep]
1978年、トルコのイスタンブール、カンルジャ地区に生まれる。アナドル大学でグラフィックデザインを学んだ。広告代理店勤務を経て、現在フリーのイラストレーターとして活躍。イスタンブールに、猫、馬、カモメと暮らしている
こだまともこ[コダマトモコ]
東京都に生まれる。早稲田大学卒業後、出版社に勤務。その後、翻訳家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
71
トルコの昔話。「石のスープ」読み聞かせ10分。けちけち村にやってきたひとりの旅人が食べ物と宿を求めた。しかしけちけち村のおくさんはそれを断る。旅人は世にも珍しい石のスープを作ると言い、大きな鍋を借りた。♪「石ころスープが なべんなか ぐつぐつ ぐっつと にえてるよ おなかがすいたら よっといで みんなでわければ うまさは百ばい」めでたしめでたし▽巻末に、おいしいトルコの(ライス)プディングの作り方がある。2021年刊 2022/04/28
shiho♪
27
図書館絵本を小5次男と。 トルコのお話『石ころのスープ』、お話は岩波の『せかいいちおいしいスープ』(マーシャ・ブラウン)とほぼ同じ。『せかいいち~』はフランスのお話で兵士が主人公ですが、こちらは旅人です。 次男は『せかいいち~』はまだ読んだことないので「この旅人頭いいね👍️」と感心しきり。 遠目も聞くのでクラスの読み聞かせにも🆗(ちょっと長いけど…)ですし、3年生の世界の民話の授業にも。(2021/光村教育図書)2022/05/22
たーちゃん
26
息子は「石が入ってなくても美味しいスープ出来そうだね。」と言っていました。たしかにね(笑)そこがこのお話のみそなのよ。2022/06/16
ヒラP@ehon.gohon
24
同様のお話を他の絵本で読んだように思うのですが、この絵本については、戒めのようなものはあまり感じられず、とても心地よい感じがしました。 石ころ1つで美味しいスープが出来るなんて、ありえない話です。 それでもコロリと騙されてしまうのは、電話詐欺師の心理誘導の手口に近いものかもしれません。 でも、この絵本の旅人は、人間関係もギスギスしていただろうケチケチ村の人々を、笑顔に変え、お互いの垣根を取り除きました。 どうもこの詐欺師が善人に思えて来るのです。 私もこの絵本のマジックにかかってしまったでしょうか。2022/01/12
ヒラP@ehon.gohon
21
おもちゃ図書館で読み聞かせしました。大人の読み聞かせ。2022/01/12