内容説明
人とは観念ではない。存在である。仁義に「壁」はない。実践哲学としての剣の立場から、養老イズムへの反論の形を借りて現代に甦る、孟子の王道論と礼の思想。
目次
第１部（「バカの壁」とは何か；脳の中の係数；「個性を伸ばせ」という欺瞞；万物流転、情報不変 ほか）
第２部 第三の行動論「礼」（リコウの壁としての「意味」；現実主義について；倫理と戦理；可能性の芸術「礼」）
著者等紹介
野中日文［ノナカヒフミ］
昭和１１年、宮崎県高鍋生まれ。行動文化研究者。人間のエゴを否定しない剣の立場から、神道、朱子学、禅を再確認、「武道行動学」を発表。秋月藩藩校明倫堂の学問（朱子学）の跡をたどる高鍋明倫会主幹。大森曹玄（臨済禅／直心影流剣術／書道）門人。鉄舟会会員。合気道開祖植芝盛平門人（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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