感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
不羈
18
別の機会になんども著者の詩集は読んでいたが、改めて。紐解くとますます不思議な感覚に捕らわれる。明治期の作品とは思えない。ホントに良い作品は100年後も読み継がれる。いつ読んでも新しい発見がある。2013/10/25
kemuta
18
岩手出身なので、小学校の授業の時に「雨ニモマケズ」の暗唱をさせられたなーと懐かしく思いながら読みました。2010/12/04
藍色系
4
タイトルに「詩集」とありますが、『春と修羅』以外にも短歌や初期短篇などの一部も収録されています。これは編解説の吉田氏曰く、読者に「多面的な不思議な賢治を知ってもらいたいため」なのだそう。 実際読んでみると、植物や鉱物の名前のほか、難解な言葉や方言も使われるので、読むのにかなり苦戦しました。そんな中でも、「報告」[今日は一日あかるくにぎやかな雪降りです]「政治家」[何と云はれても]「眼にて云ふ」そして亡き妹への挽歌詩群が、とても印象に残りました。童話とはまた違った賢治に出会えます。2017/10/04
TOMOMI INOUE
2
宮沢賢治と言えば『よだかの星』が大好きで、あとは『土神と狐』とかも大好き。詩は『永訣の朝』と『アメニモマケズ』くらいしか知らなかったけれど、今回読んでみて『告別』がとても気になりました。宮沢賢治は帽子被ってコートを着て、ちょっと猫背でうつ向き加減で地面の小石蹴ってるような写真のイメージでしたが、彼の書いた作品たちの目線はすべて空を見上げているか、うつ向き加減と言っても宇宙から地球を見つめているような大きな視点で書かれているんだなと思いました。ちょっと調子の外れたような比喩や表現がたくさんあって、なんて自由2012/09/11
えりりん
1
なんだか摩訶不思議な世界観。正直難しかった(T_T)2013/05/24