内容説明
野幌森林公園は昭和43年に北海道百年を記念して、野幌天然林を保護育成し、自然に親しむ野外休養の場とするために設定された道立自然公園です。ここには北海道中央部低平地に残された森林性の生物が多く生活しています。一見静かな森のたたずまいの中で、一本一本の樹木ばかりではなく、可憐な草花や小さな昆虫に至るまで、沢山の生物が互いに関連しながらダイナミックに活動しています。本書はそうした生物たちのおりなす四季のたよりです。
目次
春・雪が解けて
初夏・枝葉が繁って
夏・木漏れ日のなかで
秋・冷風がしのびよって
冬・雪につつまれて