目次
第1章 ゾラの魅力―鼎談 山田稔+宮下志朗+小倉孝誠
第2章 マルチ作家の肖像―ゾラ文学の射程
第3章 ゾラの多面性
第4章 ゾラの面白みあれこれ
第5章 文学マーケット―バルザックからゾラへ
第6章 ゾラはこれまでどう読まれてきたか
著者等紹介
宮下志朗[ミヤシタシロウ]
1947年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。ルネサンスの文学・社会、テクストの文化史。著書に『本の都市リヨン』(1989年、晶文社、大仏次郎賞)他
小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年生まれ。東京都立大学人文学部助教授。近代フランスの文学と文化史。著書に『19世紀フランス夢と創造』(1995年、人文書院、渋沢クローデル賞)他
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感想・レビュー
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ゾラという人が好きになる一冊。日本でのゾラのイメージは固定されすぎている気がするので、みんなもっと作品でもなんでも、まずは触れてほしいな、と思う。2013/12/04
madofrapunzel
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★★★★★ 単純にゾラが読みたくて読んだ。とってもいい紹介本だと思う。座談会によると、ゾラはナナとか居酒屋とかいった作品を除いては日本でもあまり熱心に紹介されてこなかった作家で、文学研究もぜんぜんらしい。ゾラコレクションが未来のゾラ読者たちを養うということで、僕もゾラを安心して読もうと思いました。2013/05/02