内容説明
『浄土真宗(について学ぶこと)をいきなりはじめる体験型入門書』を、『「自分の知らないこと」をたねにして本を書くのは「あり」です』と豪語するウチダ先生が手がけることに。ところが先生は、ホームページ長屋の大家でもあったことから事態が急変。たちまちに長屋の隅に建立されたのが『インターネット持仏堂』。そこへ招かれたは宗教学者&浄土真宗本願寺派僧侶のシャク先生。談論風発。当然「入門書」にとどまるはずもなく…ラカン、甲野善紀に月光仮面、マタイ伝、ヒューム、そしてレヴィナスetc.を援用、自在に語られた往復書簡のうち、「その1」から「その9」までと「間狂言1・2」を収録。新書化にあたり全編に脚注を付加。
目次
その1 はじめに―私の「ご縁」論
その2 仏教における「自由と宿命」
その3 「因果」論―月光仮面・マタイ伝・レヴィナス
その4 仏教の因果
その5 「宿命」論
その6 仏教の基盤をひとまとめ
その7 「死ぬこと」は苦しみか?
その8 仏教の悟り
その9 「日本人の宗教性」について
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年、東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業・東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学文学部総合文化学科教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論
釈徹宗[シャクテッシュウ]
1961年、大阪生まれ。龍谷大学大学院文学研究科真宗学専攻博士課程・大阪府立大学大学院人間文化学研究科比較文化専攻博士課程修了。学術博士。専門は宗教思想、人間学。龍谷大学、相愛大学、帝塚山大学講師。痴呆対応型共同生活介護「むつみ庵」代表。浄土真宗本願寺派如来寺住職
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感想・レビュー
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