内容説明
氾濫する現代音楽に警鐘を鳴らし、癒しの音楽、純正律を提唱する愉快・痛快エッセイ第2弾。
目次
第1章 身体によい音楽、悪い音楽
第2章 環境を壊し続ける音楽公害
第3章 うるさい音楽を根本から覆す純正律
第4章 純正律の歴史と一九世紀の調律のことなど
第5章 初めて純正律を聴いた人の反応
第6章 思わぬヒーリング効果の報告
第7章 ネット時代の音楽の未来について
第8章 私のホームページから
著者等紹介
玉木宏樹[タマキヒロキ]
神戸生。東京芸大ヴァイオリン科卒業後、山本直純氏に作曲と指揮を師事。演奏面では、黛敏郎氏の「題名の無い音楽会」に数回出演、ラジオではTBS永六輔氏の番組にゲスト出演。作曲ではコンピュータ音楽にも精通。現在、ライフワークの純正律普及のため純正律音楽研究会を主宰、各地でコンサート活動を展開
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感想・レビュー
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みこと
7
うん、まぁ面白かった。純正律、平均律とはなんぞや、という話からなぜ音楽にはイ短調とかハ長調とかいう調性があるのか、ドレミファソラシドがどうやってできたのか、一般的なピアノの和音が実は純粋なハーモニーではないとか、知ってることもあったけどさらに深く知ることができた感じ。後半の著作権の話とかはあまり惹かれなかったけど、全体的に興味深く読めました。まる。2022/10/12
ちいくま
1
「タンパク質の音楽」の流れで読んでみたけど、却って困惑。知ったからってピアノを純正律で調律できるわけでなし、「濁った和音だなー」って思いながら弾くって苦痛が増すだけなんじゃないの?調子はずれのデジタルな音が不快っていうのは納得だけど。2014/05/08