内容説明
デニス・ホッパーは徹底したアウトサイダーであり反抗的人間であり、そしてロマン的苦悩をかかえた芸術家だった。クレイジーで危険なトラブル・メーカーだった。自分のなかに過剰な情熱や欲望を抱え込み、それをコントロールすることができなかった。知的で繊細な野獣だった。ふつうこういう規格はずれの人間は自滅したり夭逝たりして忘れられていくのだが、デニス・ホッパーは、これだけの苦悩を克服してサバイバルすることに成功した。ジェームズ・ディーンは自動車事故で死んだ。モンゴメリー・クリフトは次第に忘れられて消えるようにして死んでいった。しかしデニス・ホッパーは地獄から生還した。反逆児ホッパー世界初の伝記。