内容説明
冷戦時代、オホーツク海をはさんで繰り広げられた米ソ謀報戦―。背後では日本人エージェントが深く関わっていた…。秘密のベールに覆われていた一端が戦後半世紀を経て浮き彫りに。証言や現地サハリンの初公開資料を交えてつづる戦後北海道秘史。
目次
プロローグ 戦後史五十年の陰に
第1章 闇の中の謀略機関
第2章 謀略の海―樺太へ潜入する
第3章 謀略の海―根室海峡を渡る
第4章 謀略の海―オホーツク海から来た男
第5章 樺太に残った新聞記者たち
第6章 残された憲兵隊の女子職員
第7章 謀略―残された軌跡
エピローグ 消えた復員軍人の謎