内容説明
『ドン・キホーテ』出版400年記念。小説そのものの起源であり、その最高の到達点ともいうべきこの大長編小説を生んだセルバンテスの創作理念を、戯曲、短編小説、叙事詩等を含めてその全作品から解き明かす。
目次
序章 対立の時代とセルバンテス
第1章 セルバンテスの人と作品
第2章 『ガラテア』と牧人小説
第3章 『アルジェールの牢獄』と演劇
第4章 『模範小説集』における魔術とエロース
第5章 『ドン・キホーテ』と騎士道物語
第6章 『パルナソ山への旅』と叙事詩
第7章 『ペルシーレス』と冒険小説
第8章 詩人セルバンテス
著者等紹介
本田誠二[ホンダセイジ]
1951年、東京に生まれる。東京外国語大学スペイン語学科卒業。同大学院外国語学研究科(ロマンス系言語)修了。神田外語大学外国語学部スペイン語学科教授。専攻、スペイン黄金世紀文学。主な訳書にはレオーネ・エブレオ『愛の対話』(1993年、平凡社。日本翻訳出版文化賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。