医療の倫理ジレンマ解決への手引き―患者の心を理解するために

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  • サイズ A5判/ページ数 438p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784890133093
  • NDC分類 490.15

内容説明

本書は、臨床診療の倫理ジレンマに対するガイドラインやアプローチの論理的根拠に関して、米国での主流の考え方を提示している。ものごとの善悪の判断は、哲学的考察、宗教的信念、文化的伝統があいまって生み出される。本書は倫理ジレンマに対するさまざまなアプローチの是非について、その哲学的議論を提示している。

目次

第1部 臨床倫理学の基礎
第2部 意思決定の共有
第3部 延命治療についての判断
第4部 医師‐患者関係
第5部 利害の対立
第6部 専門分野での倫理問題
第7部 最新の話題

著者紹介

ロウ,バーナード[ロウ,バーナード][Lo,Bernard]
現職はカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)医学部教授、および同校医療倫理プログラム総括責任者、NIH組み換え遺伝子諮問委員会の委員。スタンフォード大学医学部卒、医療倫理/臨床疫学ポストドクトラルフェロー、UCSF医学部内科教官を経て、1993年以降現職。米国内科学会終末期医療検討委員会にて推奨治療を策定する際の議長を務め、また国立バイオエシックス諮問委員会の委員を歴任し、人体を用いた医学研究、ヒトクローン研究、幹細胞研究、発展途上国での臨床研究に関する報告書の製作にも関与

北野喜良[キタノキヨシ]
1952年長野県に生まれる。1979年群馬大学医学部卒、同年信州大学医学部第2内科入局、1988年米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校血液腫瘍科研究員、2001年信州大学医学部附属病院医療福祉支援センター助教授、現在、国立松本病院内科医長

中沢英之[ナカザワヒデユキ]
1969年千葉県に生まれる。1992年東京外国語大学ペルシャ語科卒、2001年信州大学医学部卒。同大学医学部第2内科入局、現在、昭和伊南総合病院内科

小宮良輔[コミヤリョウスケ]
1975年ニューヨークに生まれる。1997年慶応義塾大学理工学部化学科卒、1998年信州大学医学部在学

出版社内容情報

《内容》 臨床診療の倫理ジレンマに対するガイドラインやアプローチの倫理的根拠に関して、米国での主流の考え方を提示。-患者の心を理解するために-    

《目次》
―目次―
第1部 臨床倫理学の基礎
1 患者診療における倫理ジレンマへのアプローチ
2 倫理原則についての総論
3 インフォームド・コンセント
4 患者の最善の利益:有益な治療を拒否する患者への対応
5 守秘義務
6 だまさない、隠さない
7 約束
第2部 意思決定の共有
8 治療に関する意思決定の手順
9 無益な治療
10 患者の意思決定能力
11 判断能力のある患者の治療拒否
12 意思決定能力のない患者
13 代理人による意思決定
第3部 延命治療についての判断
14 倫理的に区別しにくい医療行為
15 患者や代理人が延命治療を強く要請する場合
16 医師が延命治療を強要する場合
17 倫理委員会とケース・コンサルテーション
18 DNR指示
19 自殺幇助と積極的安楽死
20 経管および経静脈栄養
21 長期植物状態
22 死の判定
23 延命治療に関する裁判例
24 延命治療に関する法律についての神話
第4部 医師-患者関係
25 医師-患者関係についての総論
26 患者への治療を拒否する場合
27 患者からの贈答品
28 医師-患者間の性的接触
29 患者に内緒で得た情報
30 臨床研究
第5部 利害の対立
31 利害の対立に関する総論
32 ベットサイドでの医療の割り振り・内容制限
33 医師が医療サービスを増加させてしまう動機
34 医師が医療サービスを削減する動機
35 製薬会社からの贈答品
36 医療ミスの開示
37 臨床能力が低下した同僚医師
38 医学生と研修医が直面する倫理ジレンマ
第6部 専門分野での倫理問題
39 小児科の倫理問題
40 外科の倫理問題
41 産婦人科の倫理問題
42 精神科の倫理問題
第7部 最新の話題
43 医療現場でのHIV感染
44 臓器移植の倫理問題
45 遺伝子検査