評伝 成瀬正一

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評伝 成瀬正一

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  • サイズ A5判/ページ数 402p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784888882200
  • NDC分類 289
  • Cコード C3095

内容説明

芥川龍之介、菊池寛、久米正雄、松岡譲と第四次『新思潮』を創刊し、あつい情熱を注いだ成瀬正一。日記・書簡など未発表の新資料を駆使して、その生涯を跡づけ、芥川をはじめとする同時代青年群像を鮮烈に描き出す。ロマン・ロランとの交流、松方コレクションへのかかわりなど、はじめて明らかにされた事実も多い。20年を超える資料収集からなる著者渾身の労作。

目次

第1章 家系と生い立ち
第2章 青春の日々
第3章 文学への道
第4章 刺激し合う仲間
第5章 第4次『新思潮』の出発
第6章 アメリカ留学
第7章 戦乱のヨーロッパへ
第8章 松方コレクションへの貢献
第9章 仏文学者としての歩み
第10章 最後の洋行

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shinano

16
良書であった。芥川龍之介活躍時代の、日本の、胸を張って讃えられる知識人の生涯に、どんなものが影響しどう自分を変革してきたのがが、痛く勉強になった。彼の人生には、日本だけでなく世界の偉人が直接に関わり、書物(文献からの間接)研究から自己を形成しているのがわかる。 夏目漱石、芥川龍之介、アナトール・フランス、ロマン・ロラン、へルマン・ヘッセ、アンドレ・ジイド、クロード・モネ、らとの対話。トルストイ、モンテーニュ、ルソー、らの思想。 彼自信のモネの自宅前で描いた絵がモネの所蔵品として世界に出たことにも驚いた。2014/12/28

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