クジラは潮を吹いていた。

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784887523524
  • NDC分類 674.3
  • Cコード C0070

目次

経験をデザインする―ニッカウヰスキーピュアモルト(1984年)
小さな塊―ニッカウヰスキーフロム・ザ・バレル(1985年)
概念というものに疑問を投げかける―マックスファクターフェス.(1986年)
失敗した仕事―ニッカウヰスキーコーンベース・ライベース(1987年)
少ないデザイン言語―マックスファクターミントシリーズ(1987年)
予め進化することを前提としたデザイン―湖池屋カラムーチョ(1989年)
「便利」により失うもの―清川商店会津清川(1989年)
色を顔にする―日東スーパーティーバッグ(1989年)
仕草のデザイン―カネボウルージュ’90(1990年)
色の曲玉―メイベリン(1990年)〔ほか〕

著者等紹介

佐藤卓[サトウタク]
グラフィックデザイナー。1955年東京生まれ、1979年東京芸術大学デザイン科卒業、1981年同大学院修了、株式会社電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所設立。「ニッカ・ピュアモルト」の商品開発から始まり、「ロッテ・ミントガムシリーズ」「ロッテ・キシリトールガム」「大正製薬・ゼナ」「明治おいしい牛乳」「エスビー食品SPICE&HERBシリーズ」「NTTドコモP701iD、P702iD」等の商品デザインを手掛けるほか、「首都大学東京」「金沢21世紀美術館」等のシンボルマークデザイン、NHK教育「にほんごであそぼ」の企画メンバー及びアートディレクション、大量生産品をデザインの視点で解剖する「デザインの解剖」プロジェクトなどを手掛ける。主な受賞として、毎日デザイン賞、東京ADC賞、JAGDA新人賞、東京TDC賞、日本パッケージデザイン大賞金賞、Gマーク大賞等。東京ADC、東京TDC、JAGDA、日本デザインコミッティー、AGI会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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またたび

18
『デザインあ』の本を読んだ流れで佐藤さんの本を読みたくなりました。シンプルで洗練されたデザインのイメージが強かったのですが、「カラムーチョ」も佐藤さんだったとは知らなかった。あぁ、すごいなぁ。ニッカウィスキーの「おちょこの注ぎにくさから生まれるインタラクティブな関係」には妙に納得。その時売るためだけじゃなく、その先も想像するデザイン、佐藤さんの考え方がすごく好き。すごいなぁ。タイトルの意味もなるほど!2014/06/16

nbhd

16
読みやすくてタメになる、「デザインあ」の人によるマイ・デザインレビュー。わかりやすい最小限の言葉で最大限のメッセージを伝える文体(たぶんこれもデザインの基本的なかたち)。失敗作もしっかりプレイバックしているあたりに好感をもった。佐藤さんの仕事を見ていて、「デザイナーは①モノ②経験③モノと経験のあいだの距離をそれぞれ解剖して、再構成する人」と言えるかもしれない、と思った。で、デザイナーとしての自分をポスターにしたものが「波乗りサーフィン」ってのがその象徴。学生時代の研究テーマが「アラベスク」ってのも素敵。2017/05/03

クサバナリスト

11
デザイナーの仕事をその成果物を通して語る内容。何も意識せず、手にとり、購入、使用しているもののなかには、デザイナーの仕掛けにはまっているものがあることに気づいた。商品そのものは当然だが、その商品を見せるパッケージ等も凄く重要なことも分かる。なかなか面白いデザインの本でした。2016/10/02

koike

11
これまでの仕事を写真と共に言葉を添えた本。アートではないデザインの凄いところを再認識。面白かった。そして色々と知ってしまいましたー。 この本の栞として、たまたま使っていたのが『チロリアン』のお菓子についていた五人衆の描かれたカード。このシンクロにも驚きました。2016/08/11

みの

4
「売るためのデザインではなく、人と人をつなぐデザイン」。どんなデザインでもその考えが基本となり、たまに覗かせる遊び心。佐藤卓さんのデザインしたものたちは、時代が変化してもきっと生き続けるんだろうな。 2012/09/02

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