刀水歴史全書<br> スイス傭兵ブレーカーの自伝

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刀水歴史全書
スイス傭兵ブレーカーの自伝

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784887082403
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1322

出版社内容情報

勇猛果敢なはずの“スイス傭兵”が敵前逃亡!
18世紀スイスの貧農に生まれ,だまされてプロイセン軍に売られ,七年戦争の折に逃亡。筆者ブレーカーの生涯でもっとも劇的なこの傭兵体験を始め,赤裸々に綴られた半生の記録はスイス民衆文学の傑作とされる

『東京新聞』2000.8.13 書評より
勇猛で名高いスイス傭兵。時は18世紀,フリードリッヒ大王率いるプロシャ軍に加わったスイス傭兵の自伝なら,さぞかし武勇の物語かと思ったら大間違い。募兵将校にだまされて入った軍隊はこの世の地獄だった。脱走すれば死ぬほどのむち打ち刑だ。それでも著者は戦場から逃げる。お人好しで貧しい中年男が,一心に自習して書いた民衆文学の傑作である。

『読書人』2000.10.13 「新刊」書評より
18世紀のスイスに生きた下層民ウルリヒ・ブレーカーの自伝的著作である。原題は「トッゲンブルクの貧しき男の生涯と実際の遍歴」。1735年スイスのヴァットヴィルで生まれたブレーカーは,少年時代をアルプスの麓で牧童として働き,・・・中略・・・19歳のとき一旗揚げようと故郷をあとにし,シャフハウゼンでプロイセン募兵将校の従者となった。ここから彼の波乱に富んだ軍隊生活が始まる。・・・中略・・・軍律の厳しさでは一,二を誇る当時のプロイセン軍で教練を受け,七年戦争に従軍したが,ロボジッツの戦いで脱走を決行,無事に故郷へ戻った。この劇的な傭兵体験をはじめ,半生の記録が赤裸々に綴られる。前近代における庶民の生活を知る上でも,また当時の軍隊生活を知る上でも第一級の史料である。

内容説明

勇猛果敢なはずの“スイス傭兵”が敵前逃亡!18世紀スイスの貧農に生まれ、だまされてプロイセン軍に売られ、七年戦争の折に逃亡。筆者ブレーカーの生涯でもっとも劇的なこの傭兵体験を始め、赤裸々に綴られた半生の記録、スイス民衆文学の傑作。

目次

第1章 少年時代(わが一家の由来;私の誕生日―1735年12月22日 ほか)
第2章 軍隊生活(旅立ちが近づく;故郷との別れ ほか)
第3章 一家の主として(さて、何を始めようか;結婚を考える―1758年 ほか)
第4章 過去と現在(それで、話はこの先どうなるの?;では、始めましょうか? ほか)

著者等紹介

鈴木直志[スズキタダシ]
1967年愛知県に生れる。1989年中央大学文学部卒業、現在桐蔭横浜大学講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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弥生 真一郎

2
一人の人間の生涯をつづった本。傭兵と書いているから傭兵生活がほとんどを占めていると思ったがそんなことはなく非常に興味深く面白い。感情の機微、恋愛や生活。18世紀という時代を生きた一人の人間が思い返しながらつづる自伝。借金の返済や作者本人の知識欲、景気不景気。当時の社会情勢を一個人から見た世界を垣間見せてくれる良著だと思います。2008/06/05

May

1
プロイセン軍に騙されて売られてしまったスイス人ブレーカーの自伝。悪名高いプロイセン軍の生活は如何、ブレーカーの見た戦闘の様子は如何、と期待して読んだのだが、私が読みたいと思う内容はごくわずか(1/3は軍隊時代の話である、一応。ロボジッツの戦いの分量は4ページ。)で、あとは与太話ばかりであった。 残念。05年読了。2016/08/28

taskun

1
訳が平易で分かりやすく、表紙のとっつきにくさとは裏腹にさくさく読めた。プロイセン軍人としてロボジッツの戦いに参加し、その経験者しか語れない戦闘時の描写がすごくリアル。でもこの本のほとんどの部分は貧乏と女の子と神への言及が占める。2010/05/14

俊太郎

0
スイスの下層民の生活、風土、敬虔で素朴な信仰、そういったものが時にユーモアを交えながら書かれている。翻訳が軽く非常に読みやすい。18世紀ともなるとやはり阿呆物語や鉄腕ゲッツの時代よりも文章がこなれてくるからなのだろうか。2017/07/27

やぽーにぇっつ

0
プロイセン軍に強制的に徴募された外国人傭兵の貴重な証言がうかがえる本。詐欺同然の徴募の様子から厳しい軍事教練や列間苔刑、果ては行軍の様子や脱走など、これを史料として書かれた論文も存在する。軍隊生活に関係ない部分は読み飛ばしてしまった。2012/07/22

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