スイスの歴史と文化

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スイスの歴史と文化

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  • サイズ A5判/ページ数 416p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784887082359
  • NDC分類 234.5
  • Cコード C3022

出版社内容情報

ヨーロッパの中央にあって古代ローマの侵入の後,中世以来独仏伊のせめぎあいから両大戦までを生きぬいたカントン連合国家の独得の歴史と文化を「スイス史研究会」中心に討論。スイス本国にもない歴史論集

内容説明

スイス連邦成立150周年、スイス革命200年祭、神聖ローマ帝国離脱・独立350年の、スイス史研究会による記念論文集。永久同盟の成立、中世都市(都市邦)の構造、宗教改革に伴う歴史などスイス近代を生み出す準備をした歴史事象を第一部で、19世紀後半のスイスの政治・法律・経済・文化の諸側面を第二部で、政治的に有効に機能した地域主義の言語・文化生活でのマイナス点を第三部で論じている。

目次

第1部 中世から近代へ(帝国国制における原スイス永久同盟;スイスにおける製紙業の誕生―バーゼルの製紙業創始者たち;都市チューリヒの「船乗り」ツンフトについて―ツンフト内部構成の変化と政治体制をめぐって ほか)
第2部 19世紀のスイスの諸問題(代議制連邦国家の成立―1848年のスイス連邦憲法;スイス民法典第一条第二項の学説史的起源―19世紀フランス、ドイツ両私法学からの影響;スイス鉄道網の形成過程―19世紀の鉄道政策と経済空間 ほか)
第3部 スイスの言語・文学(スイスの言語問題;ソシュールの方言研究とスイス・ロマンド;多言語の小国スイスとその文学―一つの「スイス文学」の像を求める努力の歴史 ほか)