内容説明
「国家主義者」佐藤優が「国家」と闘う論理。「官僚階級」による収奪の構造を衝く。「左翼」との、少し分け入った対話。連帯運動編。
目次
「国策捜査」と時代の「けじめ」(タブーなき議論を六つの視点で;国策捜査―外務官僚の実態;否認したら五一三日間ぶちこまれた ほか)
現代日本の官僚階級(「左」の体験;ウンコ色のカレーとカレー色のウンコ;代表するものと代表されるもの ほか)
対談 官僚階級の相貌(キャリア、ノンキャリの差はない;官僚はどのようにして発生したか;捕食者としての官僚 ほか)
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
起訴休職外務事務官。1960年生まれ。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、ノンキャリアの専門職員として外務省に入省。在英日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、1995年より外務省国際情報局分析第1課に勤務。2002年5月に背任容疑で、同年7月に偽計業務妨害容疑で逮捕。2005年2月に執行猶予付き有罪判決を受けて控訴するも、東京高等裁判所によって控訴を棄却され、現在、最高裁に上告中。著書に『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社、毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮社、新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぽー
2
2008年に新宿ロフトで佐藤優の、阿佐ヶ谷ロフトで宮崎学のトークショー?を聞いたことがあるので、2007年に出たこの本の内容も時代の空気のようなものが感じられて面白い。あのトークショーで佐藤優を知り、嵌ったんだよな。2015/11/26
ken
0
おもしろいです。2011/05/28
げげのの
0
佐藤優氏の本 もっと読んでみたい。多分 ほかの本の方が面白いと思う。2009/06/28
takachan
0
国策捜査はやっぱまずいよね。でも、ホントはいっぱいあるんだろうな。2008/10/20
うるるぺ
0
佐藤優さんの検察・国家との闘いの一端を知れる機会となりました。同時に、この本の中で提供された情報を元に、私たちはどのような国家の元で暮らしているのかを少しだけ理解すると共に、改めて佐藤優さんの持つ国家の様々な概念や組織に対する考えや捉え方はいつも勉強になるなと思いました。2019/06/26