出版社内容情報
「家で死ねる」生活の条件をつくらねば、在宅医療は成り立たない。地域医療は助け合いのネットワークのなかでこそ生かされる。介護保険時代を血の通ったものにするには、医療・介護・福祉のネットワークこそが必要だ。
時代を共有した二人の医師が医療と介護のあり方を大いに語った。
第1章 介護保険時代 増子忠道
第2章 私にとっての非営利・協同 高柳新
第3章 現実の必要からはじめたい 増子忠道
対談 これまでとこれから 高柳新+増子忠道
介護保険時代のはじまりは、私たち医療機関で働くすべての者たちにとって、働く人びとのための医療とは何か、医療をどう考えたらいいのか、従来私たちが進めてきた仕事とどのように関係があるのか、どのようなことを考えたらいのか、あらためて問いかけているように思える。
(はじめに 高柳新)
内容説明
地域医療は助け合いのネットワークのなかでこそ生かされる。よりよき介護は人びとの暮らしをささえる。時代を共有した二人の医師が医療と介護のあり方を大いに語った。
目次
第1章 介護保険時代(「定期往診」の伝統;「在宅医療」の考え方;家事援助者制度 ほか)
第2章 私にとっての非営利・協同(「相互扶助」精神の先駆け?;まじめな学生ではなかった;大田病院に入ったころ ほか)
第3章 現実の必要からはじめたい(差別というものを肌で感じていた;徹底的に楯突いてやれ;実験室で爆弾を作った! ほか)