内容説明
中国における近20年間の考古学発掘成果は著しいものがあり、新発見資料の増加とともに研究内容がより専門的となってきている。…概説的な著書はいつくか存在するが、多くの場合複数の執筆者が記述していて、通史としての統一性がない。本書では、著者が22年間にわたって講義してきた中国考古学概論の内容をまとめ、著者なりの考古学的歴史観を示した。
目次
第1章 中国考古学研究
第2章 中国の旧石器文化研究
第3章 新石器時代
第4章 青銅器時代1(夏殷時代)
第5章 青銅器時代2(西周時代)
第6章 青銅器時代3(春秋時代)から鉄器時代1(戦国時代)へ
第7章 鉄器時代2(秦漢時代)
第8章 中国考古学のまとめ
著者等紹介
飯島武次[イイジマタケツグ]
1943(昭和18)年東京に生まれる。1966(昭和41)年駒沢大学文学部地理歴史学科卒業。1972(昭和47)年東京大学大学院人文科学研究科博士課程考古学専攻単位取得満期退学。1972(昭和47)年東京大学助手(文学部)。1976(昭和51)年財団法人古代学協会研究員。1980(昭和55)年駒沢大学専任講師(文学部考古学)。1986(昭和61)年北京大学考古学系研究員。1987(昭和62)年文学博士。現在、駒沢大学教授(文学部考古学)
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