内容説明
人間の心をダイナミックに解明したゲシュタルト心理学に基づいて、芸術的イメージの根源をさぐり、美術、音楽、建築、詩歌等の芸術作品から、地図、写真、コンピューター・グラフィックスまで、美的感覚の理解への具体的アプローチを示す。
目次
第1部 神への近づき
第2部 ゲシュタルト(マックス・ウェルトハイマーとゲシュタルト心理学;もう一人のグスタフ・テオドル・フェヒナー;抽象と共感を論じたウィルヘルム・ウォリンガー)
第3部 イメージとメディア
第4部 錯覚(ダンテの「煉獄」のイメージに関する覚え書;ブルーネレスキののぞき)
第5部 色と音楽
第6部 芸術教育(ヴィクトル・ローウェンフェルドと触覚;芸術療法)
第7部 うそとまこと
第8部 涅槃