内容説明
95歳の今もなお、講演に執筆に東奔西走の日々を送る松原泰道さんの姿に、私たちは命を上手に運んできた名人の証を見ます。
目次
第1章 般若心経を聞く(本当に自分を愛するなら、わが胸に知恵の光をかき立てましょう。;あなた方の心の中には仏様がお宿りになっていらっしゃるのです。;すべてのものは移り変わっていく。だからいまを大事にしなければなりません。 ほか)
第2章 一期一会(知恵とは自分で考えて、自分で行動することです。;訪れる人には微笑みを。去り行く人には幸せを。;運がいいことと幸せとは別の問題です。運が悪くても幸せな人はいるものです。 ほか)
第3章 食事訓に学ぶ知恵(お食事のときは、ほかのことを考えてはいけません。;「いただきます」とは、生きるために、多くの命を犠牲にしていることへの心からの呻きなのです。;一人の人間がこの世に生まれてくること、それがどんなに大変なことでしょう。 ほか)
著者等紹介
松原泰道[マツバラタイドウ]
明治40年東京に生まれる。昭和6年早稲田大学文学部卒業。岐阜県瑞龍寺専門道場で修行。昭和26~28年臨済宗妙心寺派教学部長。昭和52年まで龍源寺住職。現在、全国青少年教化協議会理事。「南無の会」会長。朝日カルチャーセンター、中日文化センター、三越文化センター、清和会等の講師を兼任、講演、著作にと幅広い布教活動を続けている。平成元年第23回仏教伝道文化賞受賞
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