内容説明
本書は、財政学のエッセンスを初心者向けに説明した入門書です。読者としては、ミクロ経済学、マクロ経済学を学習したか、あるいは学習しつつある人たちを一応念頭に置いていますが、財政学に少しでも興味のある方のニーズにもできるだけこたえられるような内容になっています。
目次
1 財政とは何か
2 財政制度
3 財政収支
4 公共財
5 税
6 所得再分配
7 公債
8 社会保障
9 地方財政
10 マクロ経済と財政政策
著者等紹介
小塩隆士[オシオタカシ]
1960年京都府に生まれる。1983年東京大学教養学部卒業。経済企画庁(現内閣府)、JPモルガン、立命館大学を経て、現在、東京学芸大学教育学部助教授、イェール大学MA(経済学)、大阪大学博士(国際公共政策)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
5
やはりこのシリーズはかなり理解しやすい経済学の本がそろっていると思います。この財政学の教科書にしても、制度論と公共経済学の理論とをうまく織り交ぜて説明しています。税や地方財政についても書かれておりかなり幅広でありながら、レベルはきちんと維持されています。2014/04/25
Yakmy
0
とても読みやすかったが、第二版ではないのでデータの古さがあった。2016/09/11
kerokeropoltupo
0
非常に読みやすい。学校の試験対策等にも使いやすいと思う。ただし公務試験などに用いる場合、最新のデーターが問われるので新版の方を買うように。2016/06/15