消えたイワシからの暗号―七人の研究者と魚類五億年目の謎

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消えたイワシからの暗号―七人の研究者と魚類五億年目の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784883201778
  • NDC分類 664.6
  • Cコード C0095

内容説明

魚類の資源に関わる、もっともドラマチックでもっともミステリアスな現象と言われる「魚種交替」―本書は七人の研究者がそれに挑戦するドラマである。魚類五億年の歴史に秘められた、自然の偉大さと、それを科学する面白さを贈ります。

目次

第1章 死体なき大量殺魚事件
第2章 主役が交替する大衆魚
第3章 21世紀の魚種交替を予測せよ
第4章 七人の研究者が行く
第5章 ファイブ・ミラクル・モデルズ
第6章 長良川の論戦
第7章 イワシとの再会はいつ―暗号解読
第8章 イワシの復活を阻む二つの障害―むすびにかえて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aiken

14
1999年の本。イワシとサバとサンマの話。とはいっても味や好みや調理法などではなく、漁獲量の話。「魚種交替」という言葉を聞いたことがあったので、何かと思い読んでみた。どうやらそれぞれの魚種の総数は年によって大きく変動していおりサイクル化しているらしい。人間による乱獲が変動を引き起こしているものと思い込んでいたがそうではなかった。その理由をこの本でモデリングしており、理系オジサンには参考になった。データを用い仮説を建て検証し。将来は漁獲制限の指標を示そうという志は理系の鏡だ。2022/04/10

hiropon181

1
魚種交代という壮大なロマンを解説する興味深い一冊。交代していると思っていたら、単なる乱獲の結果・・とならないかが心配でもあります。イワシ、サンマ、サバに加え、個人的にはスルメイカの資源量が今後どう推移するのかが非常に気になります。スルメイカ、戻ってきて。。あとは増え過ぎた人間が何かと交代にならないか、、。2021/06/07

Amuro

1
最近、サンマが高いのも、この本の魚種交替なのだろうか。こちらは中国の乱獲とも言われている。新たな要因だが、困ったものだ。2019/11/07

Shu Ume

0
回遊域、餌となる動物プランクトンで競合する大衆魚のマイワシ、マサバ、マアジが年代毎に交代で繁栄する魚種交替という現象の将来予測について。魚食性プランクトンの大量発生により次の魚種が入り込む説、三種の生態的優位性に三すくみの関係がある説で、2020年以降マイワシの大量発生を予測。2019/02/01

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