内容説明
地中海からインド・中央アジアを経て中国へ至る往還は、贅沢品の交易の舞台であり、仏教施設や儀式がこれと密接な関係を持った。本書は豊富なデータを基に、インド古代史に新しい照明を与えた。
目次
第1章 西暦一世紀より六世紀までの貿易ルートと中心地
第2章 貿易商品
第3章 貿易の構造
第4章 仏教思想とクシャーンインドにおける商業的特質
第5章 クシャーンインドにおける僧院と平信徒
第6章 インド仏教施設のいっそうの変化
第7章 北中国における仏教施設の設立
第8章 北魏における僧院と平信徒