日本の風景を殺したのはだれだ?―よみがえれ!美しい緑の列島…。景観修復から経済の再生へ

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784882028734
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

醜悪、混沌、無秩序…日本は、いつのまに、こんなに醜いクニになってしまったのか。よみがえれ!山紫水明の美しき列島!
「景観三法」+「木造ビル法」成立へ!「列島改造論」以来、180度の方向転換で日本の風景が変わる!
世界に誇る観光立国へ向けて船瀬俊介が景観問題に真正面から取り組み、解決への道筋を示すかつてない詳細ルポ!
主な収録内容
荒廃した日本の現風景こそ、日本人の心象風景なのだ/コンクリート打ちっ放しの悪夢、ポスト・モダンの無残/京都駅ビルの犯罪、国際フォーラムの暴挙、メディアテクの混迷/欧米の都市や田園は、なぜ落ち着いて、美しいのか?/谷中、根津、千駄木…下町の路地賛嘆!/九州「黒川温泉」の奇跡に学ぶ、日本再生の道筋…/高層マンションの暴虐に、住民たちが勝利した!/さらば!シャッター街。散策を楽しむ街並みづくりを/ビオトープ(生態圏)工法で自然景観を蘇らせよう!

内容説明

船瀬俊介が景観破壊の元凶、土建屋国家、建築界、看板etc…をメッタ斬り!景観問題に真正面から取り組んだかつてない詳細ルポ!本質ズバリの痛快“船瀬節”で解決への道筋を示す!“温泉の神様”後藤哲也氏へのロングインタビュー、成立前の景観3法(案)など貴重な資料満載。

目次

第1部 告発編―ああ…麗しき日本の風景いま、いずこ(荒廃した日本の現風景こそ日本人の心象風景なのだ―「風景」はそこに住む人々の「心」を映す鏡である;なぜオランダか?なぜスペイン村か?なぜガリバーか?―テーマパーク無残 嗚呼…夢破れて、山河無し…;世界で最もコッケイ奇怪な日本の住宅群―“屋根屋根”症候群、カベカベ~窓々症候群から墓石ハウス;コンクリート打ちっ放しの悪夢、ポストモダン無残―有名建築家たちを支配したデザイン至上主義;「お隣は無いことに…」信じられない建築家のセンス―完成予想図に、隣のビルを描かない不思議ミステリー ほか)
第2部 解決編―美しい街並み、心にしむ古都の風情、緑鮮やかな山河はかく、よみがえる(“風の森”―「看板」のない建設会社;欧米の都市や田園は、なぜ落ち着いて美しいのか―「景観」は公共財産。好き勝手な色、形、素材は使えない;谷中、根津、千駄木…下町の路地賛嘆!その人情に学ぶ―こまやかな植木、鉢植え、緑が気温を六℃も涼しくしていた!;美しい日本…景観修復、街並み保存の地方都市を巡る;九州「黒川温泉」の奇跡に学ぶ…日本再生の道筋…―「何もないから、全てがある」圧倒的人気の秘密を探る。 ほか)

著者等紹介

船瀬俊介[フナセシュンスケ]
1950年福岡県田川郡添田町に生まれる。1969年田川高校卒業後、九州大学理学部に進学。1970年同大学を中退して、71年早稲田大学第一文学部に入学。同大学在学中は、早大生協の消費者担当の組織部員として活躍。学生常務理事として生協経営にも参加した。約2年半の生協活動ののち、日米学生会議の日本代表として訪米。ラルフ・ネーダー氏のグループや米消費者同盟(CU)等を歴訪。1975年同学部社会学科卒業。日本消費者連盟に出版・編集スタッフとして参加。1986年の独立後は消費者・環境問題を中心に評論・執筆・講演活動を行い現在に至る。この間、1990年にラルフ・ネーダー氏らの招待で渡米。多彩な市民・環境団体と交流を深めている。著書多数
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感想・レビュー

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のぶ

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この本は景観法が施行される少し前に書かれたものです。おそらく船瀬さんらの活動の成果が景観法制定につながったのだろうと思いますが、本書で提起されていた問題は景観法施行により何か変化があったのだろうか、これから注目していたいと思います。日本が観光地として総体的な力を持たないという指摘、これは沢山の人と共有したい問題意識だと思います。大学で建築を学んでたといううちの息子はこういう本は読んでるのかなあ。2011/09/28

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