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霧の中

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882027461
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

1981年、パリで留学生仲間のオランダ人女子学生を
殺害し、その死体の一部を食したとして逮捕された
著者が、事件の一部始終を詳細に記した小説仕立て
の手記

――それが本作『霧の中』。ストーカー、異常犯罪
の心理、心神喪失、カニバリズム
    ……長い間絶版になっていた『霧の中』の
「小説」部分をそのまま復刻し、〝佐川問題〟の
現在的意義を世に問う。

内容説明

『霧の中』の小説部分の復刻版。「パリ人肉事件」の一部始終を詳細に記した小説仕立ての手記。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

9
その描写を見れば、著者が完全に正気であることが分かる。官能の極致である。ただ、それだけの本であり、続編が出ないことを祈る。2019/07/24

Taito Alkara

9
最初作者のことを知らず、独特なふわっとした文章が気になり何気なく調べてみたらびっくり。ほぼ実話とは……。途中でそれを知ってしまったので、とてもドキドキしながら読み進めた。やっぱりバイアスがかかった状態では、読み方が変わってしまったと思う。今度からは、我慢して最後まで読んでから調べよっと。2016/10/29

澤水月

5
注・22年現在電書のみ。1983初刊の単行本には刊行意義伝える当時の版元と著者の文と川端康成論文。本書はほぼ小説部のみ(獄中で構成練りも校正もできていない)。22年12月1日流れた佐川一政氏の訃報を受け、ゆかりあったロフトグループの媒体に追悼・関連書紹介の記事書きました。ロフトプラスワンで拝見した折のことも少し含め→追悼 佐川一政 -「パリ人肉事件」で知られる作家の心の霧は最期に晴れたのか? - Rooftop https://rooftop1976.com/review/221205150000.php2022/12/07

いたち野郎

2
あんまページ数ないのに読むのに時間がかかったのは、おそらく編集を施してないからなんじゃないか。つまり、本書は資料的価値がある程度認められているがゆえの配慮で、読む方は大変ですけど見逃せない表現が随所にある。まずタイトルが、あるフランス人女性に罵倒されたときの一見なんでもなさそうなセリフだというのが象徴的。本人が言い当てられたと感じた言葉なんだろうか。本書で著者が何度も描く劣等意識というのは、有名になったことでどう変化しただろうか。2017/09/21

おーくら

2
なぜ手にとってしまったのか、不快感しかない。おすすめしません。2016/03/27

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