内容説明
僕たちの街に戦争があった。現代に甦る謀略秘密基地の全貌と化学兵器の恐怖を追う―。いま、平和を創りだす力とは。
目次
プロローグ 駒ヶ根から川崎への手紙
1 伊那谷の登戸研究所の謎に迫る(登戸研究所が見えてきた;見た、聞いた、調べた陸軍登戸研究所;石井式濾水機をめぐって―伴繁雄さんの証言;忘れたい体験;終戦後の陸軍登戸研究所と新たな発見)
2 謀略研究の遺産は、いま(日本のABC兵器の歴史を探る;現代に甦る七三一・登戸研究所の亡霊;「生物戦争計画」と軍学共同の実態を考える―芝田進午教授に聞く;謀略戦の構図が見えてきた―ふたたび石井式濾水機をめぐって)
付 平和を創りだす力を育てる(赤穂高校平和ゼミナール活動の歩み;法政二高平和研究会のとりくみ)