母と子でみる<br> 母と子でみる沖縄戦とアイヌ兵士

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母と子でみる
母と子でみる沖縄戦とアイヌ兵士

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  • サイズ A5判/ページ数 135p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784876481019
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0372

目次

第1章 キムンウタリ
第2章 鷲谷さんの「宝物」
第3章 あるアイヌ兵士の軌跡
第4章 母のよびかけ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

二人娘の父

7
底本は1981年刊行「南北の塔」。さらに本書の前半はアイヌの方々が北海道で、どれだけのひどい差別を受けてきたのかを赤裸々に語る場面で占められる。北海道で差別され「土人」として扱われつつも、戦時になれば日本帝国臣民として徴兵され、満州から激戦地=「捨て石」とされた沖縄の前線へ送られた北海道兵を中心の師団。そこで戦闘に参加したアイヌの悲しくも切ない記録が綴られる。息子が和人の中で孤独に死んでいったのではないかと案ずる母親の言葉が切ない。これが日本帝国陸軍の実態であったことをリアルに知ることができる名著である。2024/07/08

さぴ

5
アイヌの方たちがこんなに差別を受けてきたことをはじめて知りました。やはり日本のテレビ番組や国が作った教科書では本当の真実は学べませんね。 あとがきにもありますが、日本は真実の歴史を学び直し、アイヌ、沖縄、朝鮮、中国(他にもあるのかもしれませんがわたしはここまでしか知らない)の人たちと誠実に関わっていかないといけない。領土、拉致、基地の問題などもすべて解決の根本は正しい歴史観をもって、誠実に愛情深く、平等に接していくことだと思う。その延長線上に国と国の解決、平和があるのだと私は思います。 2013/06/22

2
学校で「アイヌ、アイヌ」と酷い差別を受け、また先生にまでも見放されて死にたいとまで追い詰められていた少年。しかし、家族がいてくれたから頑張って生きようとしていたことが伝わってきた。2017/08/16

ななな☆

2
戦時中の沖縄とアイヌ人の関わりや、「日本」が人々に対して行ったことがわかりやすく書いてあった。2010/10/24

水無月十六(ニール・フィレル)

1
沖縄戦とアイヌ差別の歴史について書かれた本を、親子向けにようやく再編した本。そのせいか知りたかった要素としては物足りなさを感じたので、原著を改めて読んでみる必要がありそう。沖縄戦におけるアイヌ兵士の話がメインかと思っていたのだが、どちらかというとそれを起点に語られる沖縄戦と、北海道におけるアイヌ差別の歴史であった。沖縄戦について目にする機会は多かれど、アイヌ差別については知識不足なので、参考文献にもあたっていきたい。2022/03/04

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