内容説明
「対テロ戦争」の名の下にイラクへの国家テロリズムがまかり通る。精緻な資料と多くの証言に基づいて「人道主義」の欺瞞性を、ラディカルに告発した注目のベストセラー!序文にはテロルの定義を逆手にとった著者最新のメッセージを付す。
目次
第1章 仕組まれた無知とその効用
第2章 戦争犯罪への「青信号」
第3章 作為的回想の中のコソボ
著者等紹介
チョムスキー,ノーム[チョムスキー,ノーム][Chomsky,Noam]
1928年、ペンシルバニア州に生まれる。『文法の構造』(1957)『文法理論の諸相』(1965)などの著作を通じて、変形生成文法理論を創出、若くして、言語学上の画期的業績を成し遂げる。1955年ペンシルバニア大学博士号取得、マサチューセッツ工科大学助教授を経て、現在、マサチューセッツ工科大学・同大学院言語学科教授、シカゴ大学、ロンドン大学、デリー大学等名誉教授。近年は、世界的な反戦・平和運動の理論的指導者、及び実践者として、その活躍は全世界的に知られている。また、近作の映画『チョムスキー9.11』では、その人間的な包容力と知性の奥深さで、強い感銘をひとびとに与えた。現在74歳
角田史幸[ツノダフミユキ]
1978年、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得。現在、秀明大学総合経営学部教授
田中人[タナカマサト]
2002年、早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程満期退学。現在、早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程研究生
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