出版社内容情報
『ゲーデル、エッシャー、バッハ』のホフスタッターも舌をまく数理論理学者が綴るタオイズムの公案47篇。鈴木大拙、盤珪の禅からタオへと、読者は笑いの渦にのって運ばれていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんか
1
なるほど、キリスト教文化圏の方が道家に触れるとこうとらえますか、という本。引用部分は漢籍を一度翻訳し、それをさらに日本語に訳しているので直接漢文から読み取った時に受ける印象とはいくらか印象が違って面白い。タオと禅の関係に触れられて、言われてみればそうだなぁと思ったり、仏教に対して「仏陀を信仰する」という発想が示されていて、まあ確かに大仏は拝むけれど仏教ではなく仏陀個人を崇拝するという発想は無かったわと驚いたり、他の文化から見る東洋的発想というのはなかなか面白いものです。2015/10/05
shinsyun_3771
0
「神様はタオイスト?」のために購入。対話形式の章では、まるでむちゃくちゃなことを言っているかのような人が現れて混乱させられるが、会話が進むにつれその人が言わんとしていることが少しずつ理解できてくるのが楽しい。2012/05/18
きなー
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タオについての入門として面白かった。ただ解説しているだけではなく、寓話や詩が挿入されていて、ユーモアに溢れ、楽しんで読める本だった。2013/02/20
れぐすぺ
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タオの思想を学ぶにはいいです。というか道家の無敵感がやばい。なに聞いてものれんに腕押し。
周利槃特
0
マーチン・ガードナーとは毛色がちと違うが、同じように本格数学・論理学を楽しく解説してきた著者が、タオイズムに取り組んだ本。しかしやはりいつものスマリヤン節が炸裂しています。2018/05/29