内容説明
日米開戦の年、海軍兵学校を卒業、開戦からミッドウェー海戦まで戦艦「長門」に、その後、駆逐艦「雪風」で太平洋を転戦、最後は巨大潜水艦イ400で特攻出撃するまでを、粉飾せず、誇張せず、等身大で語った戦争体験記録。
目次
太平洋戦争開戦からミッドウェー海戦まで
海軍兵学校の教育
駆逐艦雪風での最初の海戦
ガダルカナル撤収作戦
ダンピール海峡の悲劇
コロンバンガラ沖夜戦
シンガポールへの空母護衛と船団護衛
潜水学校に入る
巨大潜水艦イ四〇〇に乗組む
ウルシーへの出撃と敗戦
捕虜生活とイ四○○の艦内生活
太平洋戦争をかえりみて
戦後―私が歩いた道
著者等紹介
斉藤一好[サイトウカズヨシ]
1920年、山梨県に生まれる。県立甲府中学卒後、1938年、海軍兵学校に入学(第69期生)。41年3月、同校卒業。少尉候補生として、戦艦陸奥をへて連合艦隊旗艦の長門に乗り組み、同年12月の日米開戦を迎える。42年6月、駆逐艦雪風に転属、当初は航海士、次に水雷長を務める。44年2月、雪風を退艦、潜水学校をへて同年8月、巨大潜水艦イ400の艤装員、続いて同艦の水雷長に就任。45年7月、米太平洋艦隊の根拠地ウルシー環礁への特攻攻撃のため出撃、特攻攻撃直前、洋上にて敗戦を迎える。戦後は、弁護士への道をめざし、46年、東大法学部に入学。51年に弁護士活動を始める。54年、青年法律家協会の結成にさいしては発起人として参加。その後、スモン薬害訴訟や水俣病裁判の弁護団に参加する一方、55年の発足時から国際民主法律家協会(IADL)の活動に参加、国際書記、副会長(90~96年)などを務める(現在は顧問)。他に、66年、東京弁護士会副会長、70年、日本弁護士連合会理事等も務めた
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こまったまこ
B型が苦手