スペイン語と日本語のモダリティ―叙法とモダリティの接点

スペイン語と日本語のモダリティ―叙法とモダリティの接点

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  • サイズ A5判/ページ数 211p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784874243299
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C3080

内容説明

本書では、認知意味論の立場から、接続法の様々な用法を原理的に捉えようと試みた。第1に、発話時における話し手の心的態度を表すモダリティの観点からスペイン語の叙法体系を分析し、「文を発話する言語主体がなぜ接続法を使用するのか」を中心に考察した。第2に、スペイン語接続法の分析を日本語の古典語の接続法形式「ム」と現代語の「(ヨ)ウ」「ダロウ」の分析に応用して、その多様性の理由を考察した。

目次

第1章 スペイン語のモダリティ概観(叙法とモダリティの定義;スペイン語の叙法体系 ほか)
第2章 発話・伝達のモダリティと叙法(伝達機能のモダリティ;“丁寧さ”と叙法)
第3章 叙法とRealis/Irrealis(RealisとIrrealis;RealidadとRealisの違い ほか)
第4章 命題めあてのモダリティと叙法(真偽判断のモダリティ;感情・評価のモダリティ ほか)
第5章 スペイン語接続法と日本語の「(ヨ)ウ」「ダロウ」(古典語における「未然形+ム」とスペイン語接続法;スペイン語接続法と「(ヨ)ウ」「ダロウ」)

著者等紹介

和佐敦子[ワサアツコ]
1954年大阪府生まれ。1978年大阪外国語大学外国語学部イスパニア語学科卒業。1980年神戸市外国語大学大学院外国語学研究科イスパニア語学専攻修了。1992年大阪外国語大学大学院外国語学研究科日本語学専攻修了。博士(言語文化学、2005)。大阪外国語大学・神戸女学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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