内容説明
本書は、九州大学大学院経済学研究院において2000年度から開始された研究プロジェクト「日本経済に関する政策形成・評価の総合的研究」を遂行するにあたって、経済学研究院に所属するスタッフを横断的に組織して結成された「政策評価研究会」における研究成果の第1集である。ここでは、日本経済を構成する各個別領域でいま生じつつある変化と、それに伴う政策的課題を確定するとともに、これらの個別領域における諸問題を社会経済システムないしは国際経済・安全保障環境といったより広い文脈の中で捉え直すことによって、21世紀の日本経済が直面する多様な政策的課題に対して総合的・多角的な評価を加えようと試みた。
目次
第1部 グローバリゼーション・国家・安全保障
第2部 日本における金融・労働・福祉の諸相
第3部 企業統治と情報開示
第4部 開発援助と環境
第5部 マクロ経済政策の理論の再検討