内容説明
本書は、現代の地域社会が直面している問題の諸相とそれらに対応した政策課題を、主として地方の視点から具体的に取りあげ検証を試みたものである。
目次
第1部 地域と人間(個性と共同性―思想史からのアプローチ;民主的プロセスにおけるアカウンタビリティ―ベンタム主義の社会哲学;被災地域住民の居住地移動にみられる地域システム)
第2部 環境保全と地域の発展(環境をめぐっての道徳的考察;グリーンGDPと持続可能な発展;パートナーシップによるツーリズム振興―畜産資源活用の田園リゾートと市民参加の農地維持)
第3部 地域政策の新しいアプローチ(戦後社会福祉法制の原型とその変容―地方分権化の視点から;い業国際化にともなう熊本県産地の課題と産地振興策;熊本県における生涯学習行政の展開と課題;地域と民俗芸能)